Res2 引用 |
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新約聖書の「ヨハネの黙示録」に登場する獣の数字に由来します。
「ここに、知恵が必要である。思慮のある者は、獣の数字を解くがよい。その数字とは、人間をさすものである。そして、その数字は六百六十六である。」
で、この数字をモチーフに、1976年に「オーメン」という映画が作られました。頭に666のあざをもち「悪魔の子」と言われたダミアンという少年をめぐる物語で、その映画の内容から、キリスト教信者が少ない国でも、666が不吉でおぞましい数字として広く知られるようになりました。
ただ、666は悪魔の数字、といった解釈のしかたは単純で一面的に過ぎます。学問的には:
聖書はオリジナルが現存しませんから(オリジナルが口述で、書面のオリジナルが存在しないままはじめから複数のバージョンが生まれた可能性も否定できない)、このくだりも616になっているものや615になっているものもありますが、
(1)暗号のように、人や組織の名前、地名等を特別な処理で数値化したものらしい (2)創世記で、神が6日目に他の動物とともに人間を作った、という故事から。それを三つ並べたのは、人間が他の動物に抜きんでた偉大な業績を上げていることを表していて、でも、7になること(6を超えることは、永劫や完全=神の世界の表現)は絶対にないことを表している。つまり「6」は不完全な数字とみなされていた
といった解釈が考えられています。 |