親記事 引用 |
|
《前書き》 先週の話さ。今日は土曜日。嫁に「土曜日の16時〜18時の間に宅配便が来るから受け取りお願いね」って言われてたんだ。 俺はその日は休み。朝からドラクエ三昧だったそんな日に起きたんだ…。
朝から日課を終わらせて、フレのピラなどを手伝ってたんだ。んで、昼飯も食って野良で三悪魔に行った最中に
「ピンポーン」
俺はマンションに住んでる。インターホンのモニターに宅配便のおっさんの顔が見えた。 やたらデカい銀縁の眼鏡を掛けてるいや、掛けられてると言っても過言ではないさだまさし似のおっさんだった。
俺は「ん?」と思った。なぜならその時の時刻は15時半。 16時〜18時の間じゃねーのかよと思いながら少しイラついてた。だっていま三悪魔を野良で行ってるし 「抜けるわけいかねーじゃん、無理だよ!」とモニターに向かって言ってた。
でも嫁に子供の学校で使うものだから絶対に受け取ってねって言われてたし、どうしようかと本当に迷った。
三悪魔を弁償するGは無いことは無いが、今の俺には痛い金額だ。
運の悪いことに戦闘開始直後だったんだ。ヒドラのテンションも上がりまくりさ。それをさっき知り合ったばかりの野良が ロストしてそのテンションをもとに戻してる。
最低でも4、5分はかかる。
2回目のピンポンがなって30秒ほどで、さだまさしは去って行った。
俺はやっちゃったと思ったよ。でも、さだまさしが時間指定通りに来ないのが悪い。完全に悪い。 でも、またあとから来るか…と思ってまた待ってた。
ちょうど三悪魔も終わり時刻は15時50分。計算通りだ。本当は。
いつでも中断できるように、たまってたビンゴ券のを消化しようとカジノに行った。
12、3ゲーム目だったかな。嫁が帰ってきた。時刻は17時20分。
嫁にさっきの一部始終を話したんだ。予想通り嫁はブチにブチ切れた。 「ま、18時まで時間あるからそれまで待っててよ」と俺。
なんとか嫁も落ち着いて、18時まで待つことにした。
そしてまさかの「ピンポーン」
俺は思わず「シャー!」が出た。チョーカーの理論値できたくらいのシャー!だった。
でもその時のモニターに映っているのはさだまさしじゃない。俺はあれ?っと思った。
普通に声出せば聞こえるのに、モニターに思いっきり近づいて話しかけるタイプのおっさんだった。 しかも高見盛似のデブ。おっぱいをぎゅーってしてもヘラヘラしてるようなクラスに一人はいるタイプのデブ。
俺はさだまさしじゃなねーのかよと思いながらも応対した。
「高畑さーん(俺の名前)荷物の受け取りお願いしまーす!」
モニターに近づきのせいか、ちょっと画面が曇ってる。少し臭そう。若干オエッってなる俺。
エントランスのドアを解除して家まで上がってきた。 そして高見盛と少し距離を取りつつ荷物も受け取って嫁に渡した。なんとも言えない安堵感に包まれた。
そして、その荷物を開けたんだ。
「!?」
なんと箱の中には『Yes No まくら』だったんだ。
さだまさしが来たり、高見盛が来たりでとにかく俺も嫁も状況がよくわからなかった。
よく宛名を見ると俺の名前(高畑)じゃなく「高橋」だったんだ。 その高橋さんってのは当マンションの102号室に住んでる。俺は702号室だ。
送り状を見ると何かの拍子に擦れたのだろうか、「102」が「702」に見える。おまけに「高橋」と「高畑」だ。
「なんだ誤配かよ」と思い、高橋さんへ返そうかと思ったんだ。
だけど、中身はYes No まくら。しかも開封済み。どんな顔して返せばいいの?気まずいじゃん。 高橋さんこのまくら使って何するのかな?って的な事考えたりした。 確かに高橋さん夫妻は新婚さん。マンションの回覧板にも書いてあった。 これから高橋さんをいやらしい目で見るようになるだろう。
と、そんなことはさて置いて…。
結局、その後も本来欲しい荷物は届かず嫁と気まずい空気に…。
実は、俺と嫁は毎週土曜日の夜に子供が寝静まった後に「仲良し」するんだけど、この事件が起きたせいで仲良し出来そうな雰囲気ではない。
と、その時突然「ピンポーン!」
よく見るとモニターにはさだまさし。今頃持ってきやがった…。時刻は20時50分…。
ようやく目的の荷物が届いて嫁のご機嫌もよくなるかと思いきや、つい先ほどまで機嫌が悪かったのに荷物が届いた 瞬間にご機嫌になるのもおかしいと嫁も思ったんだろう…。態度を急変させることは出来なさそうだった。
でも嫁は何か俺に言いたそう。そう、今日は「仲良し」の日だから。 しかも、嫁は先週「女の子」になってたせいで、久しぶりの仲良し…。発情してる様子がうかがえる。
そんな矢先、嫁が切り出してきたんだ。
嫁「ねぇ、この高橋さんの荷物どうする?」
俺「ま、返さなきゃね〜。でもどんな顔して返そっか?」
嫁「返し辛いよね〜。なんなら私たちで使っちゃう?w」
俺「!」
「これを使って今晩仲良ししちゃおう!」的な感じになったんだ。 もちろん嫁は「Yes」の方を向ける事だろう…。
でもな俺、今日できないかと思って自分でさっき自己処理しちゃったんだ。 なんて馬鹿なことをしたんだと悔やんださ。
もう Yes とか No ではなく俺の今の状態は「can not」なんだ。俺は一日一回戦しかできないんだ。 それは君もよく知ってるだろ…。今日は本当にスマン…。
とにかく嫁に謝って謝って謝りまくった。
今後は用事があってドラクエするときは時間に余裕をもってする事と決めたさ。
みんなも気を付けてな。俺みたいになっちゃ駄目だぜ。
ここまで長い文を読んでくれてありがとう。これからも嫁と仲よくしながらドラクエライフを 送るつもりだ。次のイベントはクリスマス。VUと被るよね。今、どちらを優先するかを考えてる。
ま、取りあえずメギに行って討伐でも並んでくるわ。
(完) |